フリーターでも勉強と生活の両立ができる通信制高校とは

今現在フリーターとして生活を送っている方の中にももう一度、勉強をしたいと考えている人もいるのではないでしょうか。

高校を中退してそのままフリーターという人もいると思います。

将来の事を考えるとやはり高校卒業資格は欲しいですよね。

しかし多くの人は今更、学校になんて通う時間もお金もないという悩みがあるかと思います。

それを解決してくれのが、通信制高校です。

あまり聞くことがなく知らないことが多いと思うので、通信制高校のメリットについてこの記事ではご紹介していきます。

フリーターの方で、学校選びに迷っている方はぜひ参考にしてください。

通信制高校に通う最も大きいメリットは、アルバイトと両立して勉強ができ、高校の卒業資格をしっかり得られることです。

通信制高校では、スクーリング日という実際に学校に通う日以外は、自由に時間を使うことができます。

そのため経済的に厳しい環境にいる人でも、フリーターをしながら、勉強をすることができるのです。

全日制の高校では、びっしり組まれた時間割があるので中々アルバイトに割く時間がなく、フリーターの人にとって生活費を捻出できない危険がありますが通信制高校ならその心配はありません。

またこの自由な時間が多い特徴から、通信制高校に通っている学生の方が全日制の学生よりも財布の中身がリッチというデータもあります。全日制の高校と比べて、学費もアルバイトに使える時間の多さが魅力です。

通信制高校に通う学生の約半分以上はアルバイトをしていると言われています。

その理由としてはやはり自由な時間が多いからもありますが、家庭の経済的な理由で学費を自分で払わないといけないという人も少なくありません。

全日制の高校では私立の場合、年にかかる学費は100万円を超えます。

しかし通信制高校の場合、同じ私立でも平均20～30万円と非常に低価格。公立通信制高校の場合、学費は平均で年2～3万円と驚きの金額です。

自分の生活と両立したうえで勉強に励みたいと考えているフリーターの方にとって学費の安さは心強いのではないでしょうか。

学力の面、金銭の面で大学進学を諦めている人も多いです。

しかし通信制高校は、大学受験に必要な高校卒業資格の取得ができるのはもちろん、勉強の時間、学費を稼ぐための時間が多くあります。

勉強しながら将来の進学費用をコツコツ貯めていけるのも魅力です。

フリーターの人にとってアルバイトの有無が生活の環境に直結します。

そのためアルバイトに受かるかどうかは非常に重要な問題です。

通信制高校に通っている学生はバイトに受かりにくいと心配される人も多いですが、それは間違いです。学校に通うスクーリングの日は多くてもおよそ2週間に1日程度となっています。

バイトを雇うお店側の考えとしては、時間がいっぱいあってシフトに入ってくれそうな融通が利く人を雇いたいと考えています。

そのため「通信制高校に通っていて、他の全日制の学生より時間がたくさんある」というのは、大きなアピールポイントになるわけです。また「学費を稼ぎたい」という志望動機は採用する側から見ると、中長期的にアルバイトしてくれるという印象を与えます。

そのため通信制高校の学生はアルバイトに受かりにくいというのは全くの勘違いなのです。

フリーターの人で起こりがちなのは、勉強を忘れてアルバイトにばかりのめりこんでしまうパターンです。

文部科学省が出している資料を見ても分かりますが、通信制高校の卒業生の約40％は卒業後の進路が未定というデータがあります。

アルバイトをする事は、お金を得られるというメリットがありますが、そのために自分の人生の時間を売ることなのです自由になる時間が豊富にあるからといって、アルバイトばかりをする生活ではなく、自分の将来をしっかりと考えて、それに向けて準備をすることが非常に重要なのです。

なんのためにフリーターをしながら通信制高校に通っているのか。今通っている人も、これから通おうと考えている人も胸に手をあてもう一度よく考えてみてください。

進路を意識した高校選び

将来を考えて、余った時間をアルバイトなどにあてるほうが、進路や就職のためには良いでしょう。

フリーターの人が通うメリットは、①自由な時間が豊富なので勉強と生活の両立が可能。②アルバイトの面接でアピールポイントが持てる。③学費が安いので経済的にも安心。

この3つです。自分の時間を大切にしながら、将来フリーターの生活から抜けだすきっかけを掴みたい人にとって通信制高校は将来への第一歩になるかもしれません。