通信制高校の服装は?通学や行事の生徒の格好を解説 2018.08.22
通信制高校に通っている人はどんな服装で学校に通うのでしょうか。制服はあるのか?制服がない学校は卒業式などの行事のときにはどうしているのか…
気になる通信制高校の服装事情を解説します!
通信制高校は基本的に服装が自由です
ほとんどの通信制高校には制服はありません。そのため生徒たちは皆それぞれ好きな格好で登校しています。
服装はもちろん染髪も自由な学校が多く、学生だからといって好きな格好ができないのは嫌だという人には非常に評判がいいです。
また公立校だと地毛が明るいだけなのに黒染めさせられるケースなどもありますが、通信制高校ならそうした悩みを解決できます。制服のスカートを履くのに抵抗がある方などにもおすすめです。
制服(自由着用)がある学校は増えている
しかし制服がある通信制高校は近年増えています。ただし制服を着るかどうかは生徒の自由という学校がほとんど。
稀に着用必須の学校があっても、週5日登校するコースに通う生徒のみ対象だったり、前述したように基本的には服装自由です。
なお自由着用ということもあり、全日制よりもデザイン性が高い制服が多く、学校選びで制服が決め手になる女子生徒も多いようです。
服装が自由であることのメリット
通信制高校に制服がないと、学生にとってどんなメリットがあるのでしょうか。
通学の費用が安くなる
高校の制服を買うには数万円以上かかります。学費がほとんどかからない公立高校でも、授業料は免除されても制服費用は免除されません。
昨今では卒業生が寄付した中古の制服を安く購入できるシステムなどを用意している学校もありますが、それでも高校入学の大きなハードルの一つです。
通信制高校は制服の着用義務がないのはもちろん、指定ジャージの購入なども必要ありません。全日制高校に通うよりも費用を大幅に安くできます。
登下校の寄り道がしやすい
通信制高校は授業時間が全日制高校とは異なり、午前だけ・午後だけ・数時間だけなど学校や生徒によって違います。そのため日中にアルバイトをしたり習い事をしている生徒が多いです。
制服で日中に街を歩いていると不審がられたり、稀にお巡りさんに声をかけられたりしますよね。学校をサボったことのある人にはこうした経験を持つ人もいるのではないでしょうか。しかし私服通学なら、周りの目を気にせずに寄り道ができます。
自分の個性を大切にできる
高校生はお洒落が楽しい年頃ですよね。特に芸能活動をしている学生やファッション・美容に興味がある学生は、服装や髪型・髪色でも個性を出していきたいのではないでしょうか。
通信制なら多くの学校が金髪でもインナーカラーでも自由な髪色・洋服で通学できます。お洒落を楽しみたい学生にはすごく大きなメリットですね。
行事のときはどうするの?
通信制高校にも入学式や卒業式などのイベントがあります。そんなときには服装はどうしているのでしょうか?
特別な行事は落ち着いた格好が推奨
服装自由とはいえ、入学式などの行事では、さすがにオレンジのTシャツに赤い短パンというわけにはいきません。「襟のついたシャツでなるべく黒・白・グレーにしてください」など特別な登校日には服装に指定がある学校が多いようです。
稀に「入学式の参加者は黒髪できてください」などと通知がある通信制高校もあるよう。しかし行事自体が自由参加である場合がほとんどなので、そこまで気にする必要はないかもしれません。
私服OKの学校がほとんど
前述したとおり、色などの指定はあっても、基本的には私服で行っていい学校がほとんどです。
入学式といっても全日制高校とは異なり、数人~数十人で行う場合もあります。小さな規模の学校では特に、行事のときも自由な格好で参加していいようです。
なお週5日通うコースの場合は制服着用が義務付けられるケースがあります。
自由な服装で高校生活を楽しもう
洋服は自分を表す大事なものの一つ。明るい洋服を着れば明るい気持ちになったり、暗い洋服を着れば暗い気持ちになったり、服装によりメンタルが左右されるという人もいるでしょう。
通信制高校は自分の好きなスタイルで登校ができます。自由な格好で通学したい方はぜひ参考にしてください。