通信制高校には偏見が多い!? 2020.05.11
全日制高校への通学が辛いと感じ始めたあなた。
高校中退してしまったけれど高卒認定が欲しいと思っているあなた。
通信制高校への入学、転入を考えたことありますか?
でも通信制高校って聞くとなんとなく世間的に偏見持たれてる気がしませんか?
今回はそんな通信制高校に対する世間の偏見を吹き飛ばせてみせます!
偏見をもたれやすい?!通信制高校
上記しましたが、通信制高校に関して世間的には風当たりが強いのも事実です。
ではいったいどのような偏見をもたれているのでしょうか。
①ワケアリな人が多い!?
これはある意味事実です。通信制高校へ通学している人はほぼ何かしらの事情があって、通信制高校を選んできています。全日制高校へ通うことのできない家庭の事情や、経済的な問題があります。
また、全日制での人間関係にうまく溶け込めず通信制高校を選ぶひとも少なくありません。不登校になってしまった過去があるひと、いじめられた過去がある人も多く通っています。
②勉強をしなくても高卒認定してもらえる!?
これは間違った認識です。
通信制高校は学校に登校しない分、自宅での学習が多くなります。自宅で学習するほうが楽だと思われがちですが、本当にそうでしょうか。
みなさん、自分の夏休みのことを振り返ってみてください。誰もが一度は始業式前日に焦って宿題をやる、という経験があるのではないでしょうか。
自宅での学習は自らを律する自制心がより必要とされます。
自らを律して定期的にレポートを提出しなければ、高卒認定はもちろん単位認定もしてもらえません。
③通信制高校では友達ができない!?
高校といえばもうTHE青春!って感じですよね。
文化祭の前夜に好きな人と2人でどこかに抜け出したり、高校の屋上で友達とお弁当食べたり、部活の仲間と喧嘩したり。
通信制高校ではこういったことは不可能なのでしょうか?
答えはノーです。
学校によりますが、通信制高校にも文化祭や体育祭があります。
部活動が盛んな高校もあります。
映画で描かれているような高校時代を過ごすことができるかもしれません。
ちなみに全日制高校でも屋上に登れる高校はほとんどありません。全日制高校でも映画のような高校生活を送れるのはほんの一部の人々のみです。
通信制高校には他にも魅力がたくさんある!?
偏見をもたれやすい通信制高校ですが、その偏見に負けないくらいの魅力がたくさんあります。
ここではその魅力についてたっぷりとご紹介します!
①自分のスタイルに合わせて勉強できる!
通信制高校は年に数回の登校をこなせば、あとは自分のライフスタイルに合わせて自由に勉強できます。
上記しましたが、自分のライフスタイルに合わせるということはその分自制心も必要になります。
大変なことですが、毎日同じ空間、同じ時間に勉強することが苦痛だという人にはぴったりかもしれません。
②人間関係が楽!
全日制高校に通っているかたは人間関係に疲れた、ってなる時ありませんか?
私はありました。
AさんとBさんは今喧嘩中だから触れたらだめだとか、CさんとDさんは同じ男を取り合いしているだとか、派閥だとか。通信制高校では友人や教師に顔を合わせることが比較的少ないので、変に気を使う心配もありません。女子特有のいざこざもほとんどありません。
その分友達も作りにくいかもしれませんが、イベントが多数開かれるので積極的に参加して友達をつくりましょう!
③授業料が安い!
公立私立によって学費が大きく変わるので一概には言えませんが、どちらも全日制の高校に比べると安く通うことができます。
またアルバイトとの両立がしやすいのも魅力の一つです。
日中のほとんどを学業に費やす全日制高校とは異なり、日中のほとんどをアルバイトに捧げられます。
使いみちはさまざまですが、大学の学費貯蓄や将来のための資産づくり、家計の援助を行う人がほとんどです。
④全日制にはないカリキュラム!
私立の通信制高校には専門的なコースが設けられていることが多く、漫画やファッション、美容などを専門的に学べます。将来の夢がきちんと決まっている場合は、通信制高校に通うことが夢を叶える一番の近道になるかもしれません。
また芸能やスポーツの道に進みたい人も通信制高校に通うひとが多いです。しかし高校生は思春期まっさかりで、将来像も変わりやすい時期です。
そのため、いま美容師になりたいと思って専門コースのある学校へ通っても途中で変わってしまうかもしれません。
自分自身を見つめ直して後悔のない選択をしてくださいね。
後悔のない選択を!
なにかと偏見をもたれやすい通信制。
しかし、実際はそんなことありません。
さまざまな事情を抱えた人々が通っていますが、そういった事情に対応できるプロの先生やカウンセラーも揃っています。
通信制高校の良いところ、悪いところをきちんと把握したうえで、後悔のない選択をしてくださいね。新しい共同体に入ることは勇気のいることですが、一歩ふみだしてみてください。
新たな人生の第一歩を応援しています!