通信制高校の偏差値ってどれくらい?大学には行けるの? 2020.05.13
通信制高校に入学するのに必要な偏差値はいったいどの程度なのでしょうか。
また、通信制高校から大学進学できるでしょうか。
できるとしたら、どの程度の偏差値の大学?
まず通信制高校がどんな学校なのかをご紹介した上でそんな気になる疑問を明らかにしていきます!
通信制高校ってなに?
読者の皆様のほとんどは通信制高校がどんな学校なのかを意外とわかっていないという人も少なくないでしょう。
そこでまずは通信制高校がどんな学校なのかをご紹介します!
高卒資格を取る学校
通信制高校には様々な人が通っていますが、全員が高校卒業資格の取得を目指しています。
高卒資格を取得することで、①就職活動で「企業の採用条件を満たす」、②「大学受験の資格を得る」ことができるようになります。
就職や進学をする際に可能性を狭めないためにも、高卒資格は取得しておくべきものでしょう。
偏差値はどのくらい?
通信制高校に通おうと思った時に気になるのが自分が入学できるかどうかですよね。
ここからは通信制高校に入学するために必要な偏差値と、自分がどのくらいの偏差値なのかを知る方法についてご紹介していきます!
通信制高校に偏差値はない
通信制高校は無試験で入学できたり、試験がある場合でも簡単な面接や筆記試験、作文程度であったりします。
通信制高校に通いたい人を落とす試験ではなく受け入れるための試験であるため、ほとんどの受験生が合格することができます。
そのため、偏差値を出すことが難しく、入学するのに必要な偏差値というものもありません。
偏差値を知るには模擬試験を受ける
学校選びの参考にするため自分の偏差値を知りたいのであれば、予備校等が主催する模擬試験を受けましょう。
このような模擬試験は全国の高校生や浪人生、その他大学受験をする人たちが全国での自分の立ち位置(偏差値)を知るために受けています。
全日制高校であっても校内での模擬試験だけでは校内での偏差値しか知ることができず、そのような偏差値は受験では意味をなしません。
模擬試験を受けて偏差値を知るのは、受験のためです。
自分の学力で合格できそうな大学はどこなのか、志望校と自分の偏差値はどれくらい離れているのかを知るために模擬試験を受け、自分の偏差値を知るのです。
通信制高校から大学進学できるの?
通信制高校へ通うことを考えている人や実際に通っている人は「大学進学できるか」という不安を持つかもしれません。
ここからは通信制高校から①大学に進学できるのか、②どのような大学に進学できるのか、という2つを考えてみましょう!
大学受験で不利に扱われることはない
大学受験において通信制高校を卒業していることが不利に働くことは一切ありません。
全日制高校を卒業していようと通信制高校を卒業していようと、同じ高校卒業資格を持っているからです。
大学受験の多くは筆記試験のみが課されており、合格点を超えることができれば合格となります。
通信制高校を卒業することさえできればあとは自分の学力次第でどの大学でも受験することができ、どの大学にも合格することができます。
大学に合格すること自体は難しくない
大学に合格すること自体は難しいことではありません。
中には受験さえすれば合格できる大学もあります。
問題は大学に進学できるかではなく、どのレベルの大学に進学できるかです。
難関大学への合格も可能
通信制高校から難関大学へ合格することもできます。
実際に、日本最高の学府である東京大学をはじめ、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、明治大学、立教大学、青山学院大学、中央大学、法政大学、同志社大学、関西学院大学、立命館大学、関西大学といった難関大学への合格が報告されています。
このような実績を考えると、通信制高校から合格できない大学はないと言えます。
通信制高校の強みを活かす!
通信制高校から上述したような難関大学に合格するには、通信制高校の強みを活かすべきです。
具体的には、毎日通学する時間がかからず、自分のペースで自分に必要な勉強に時間を割くことができます。
全日制高校に通う高校生が学校に決められたカリキュラムに縛られて勉強する中、通信制高校に通う高校生は志望校に最短距離で向かうことができるのです。
AO入試という選択肢
近年は筆記試験で受験生を評価するAO入試が広がっています。
平成12年度には8,117人であったAO入試での合格者数は平成24年度には50,626人へと6倍位以上も急増しています。
AO入試で求られる人物像は大学によって異なりますが、ボランティアなどの課外活動が評価されることも多いです。
通信制高校は全日制高校よりも時間的な自由があるので、課外活動に十分な時間を割いて取り組むことができるという点では有利です。
最後に
通信制の高校に入学するために高い偏差値は必要なく、このように通信制高校から偏差値の高い大学に合格することは可能です。
通信制高校の強みを活かすことができれば、全日制高校に通ってたら実現できなかったような進路を実現することも十分にできますよ!