高知県内で通える通信制高校を全て紹介! 2018.09.15
高知県にお住いの皆さんは、通信制高校に通いたいと思うと、隣り合っている徳島県や愛媛県にある学校への入学を検討される人も多いのではないでしょうか。
それもそのはず。高知県には通信制高校の本校はたった3校しかないんです。それに加えて、広域通信制高校の学習センターなど登校拠点となる場所も、実は一切ないんですよ。これは全国の中でもダントツで少ないといえます。
しかし、あまり外出ができないという人や高知県内で仕事をしている人は、たとえ登校が少ないとしてもやはり県内で通える学校がいいですよね。
そこで今回は高知県内で通学できる数少ない3校を紹介します!
高知に住んでいる人が高知県内で通信制高校に通ったほうがいい理由
しかし県内での通学はできなかったとしても、入学できる通信制高校はたくさんあります。通信制には年数日のスクーリングで卒業できる学校もあるので、県外の学校に入学したとしても大抵の人が難なく卒業することができるのも事実です。
では、それなのになぜ県内の通信制高校に入学するべきなのでしょうか?
登校日数が多いほうが卒業率は高くなる!?
前述したように、年間数日の登校だけで卒業できる学校もたくさんあります。しかし、最近の通信制高校で人気なのは週に3日以上登校する、全日制に近い通い方をするコース。
実は近頃の通信制高校は、登校日数が多いほうが卒業率は高いといわれているんです。
登校日数が少ないと自宅での自学自習が中心になり、自己管理ができない生徒は提出物を締め切りまでに提出することができずに、高校生活を途中でリタイアしてしまいます。
そうならないために、週1回以上は登校することが最近では勧められています。
定時制にも転籍できる!?太平洋学園高等学校
太平洋学園高等学校は今回紹介する学校では唯一の私立高校。JR高知駅から歩いて2分のところにあるので、アクセスの良さはばっちりです。
定時制と併設されているので、校舎も同じ。通信制以外の生徒との交流もできます。成績優秀で修学への意欲がある生徒は、希望すれば定時制に転籍することも可能ですよ。
また、コースがいくつかに分かれていて、高校卒業に必要な勉強の他に商業や福祉の専門教科なども学ぶことができます。
仕事のあとに通える夜間コースも
太平洋学園高等学校には高知県で唯一の夜間コースがあるので、昼間に仕事をしている人でも登校することが可能です。授業は18時から21時30分までの時間帯に行われるので、夜のほうが活動しやすい人にもおすすめしています。
授業は週1回なので、普段の生活にも支障なく通学できますよ。希望者による遠足などのイベントは昼間に開催されます。
進学もできる高知県立高知北高等学校
高知県立高知北高等学校は上町5丁目電停から歩いて6分のところにあります。登校は週に2回、日曜と水曜日から選んで出席することが可能です。
通信制高校を卒業するために提出が欠かせないレポートは、基本的に郵送もしくは手渡しで提出することになっています。郵送料金は100グラム15円で、少し通信教育の割引があります。最終的には定期試験で単位の取得可否が決まるので、私立よりも単位取得が少し厳しいのが公立の特徴です。
四年制大学への進学も多い
高知県立高知北高等学校では、大学進学レベルの勉強まで先生に教えてもらうことができます。平成22年から26年度までの進学実績には、高知からも近い四国学院大学や、東京の東京工業大学・東京理科大学への入学も。立命館大学や京都外語大学など関西の大学を受験する生徒も多いようです。
なお、専門学校への進学も多く、先生に相談すれば面接試験の練習なども個別で行ってくれるようですよ。
毎週日曜に通える高知県立大方高等学校
高知県立大方高等学校は土佐入野駅から徒歩5分のところにあります。毎週日曜日に登校するルールになっているので、平日仕事をしている社会人の人でも無理なく通学することができますよ。土日に働いている生徒のために、水曜日も登校できるようになっています。
校外研修も積極的に実施しており、勉強があまり得意ではない生徒もたくさんいるなかで、少しずつ学校を好きになれるようなイベントを随時行っています。
中学の内容の復習もできる
他の通信制高校にないカリキュラムとして、高知県立大方高等学校には「国語トレーニング」「数学トレーニング」という科目があります。この科目は中学校の内容に不安があって高校の授業内容についてこれない生徒のため、高校で行う学習よりももっと基礎の部分をしかり定着させることが狙いです。
なお、数Ⅲや漢文の授業はカリキュラムにはないので、受験する大学によっては学校の授業で受験科目を勉強できない場合があるので注意してください。
まとめ
高知県内で通学できる通信制高校を紹介しました!
今はあまり学校に行きたくないと感じていても、環境が変わればもしかするともっと登校したいと思うようになるかもしれません。
そんなときのためにも、入学する高校はなるべく自分の家から近いところにあったほうがいいです!特に勉強したい専門分野などがない場合には、ぜひ県内で通信制高校を探してみるといいですよ。