通信制高校の資料請求をする際の注意点やメリットについて

通信制高校を考える方はいろんな理由があります。

例えば全日制高校の勉強についていけないとか、毎日学校に通うのはつらいとか、他に進みたい道を見つけたとか、人によって通信制校を考える理由は違います。

まだ通信制高校に入学することを決めなくても、まず資料請求をしていくといいでしょう。

なぜなら、どんなものであれ、数ある中で比較して、自分に合ったものを見つけるのが一番無難だからです。

たくさん比較すればするほど、通信制高校選びで失敗するリスクが小さくなるのは言うまでもないですよね。

おすすめの通信制高校に知りたい方は、コチラの記事も参考にしてください。→学校に行きたくない人におすすめの通信制高校まとめ

通信制高校の資料請求をするメリットは3つあります。

それぞれを詳しく見ていきましょう。

資料請求でもらえる紙のパンフレットならではの強み

通信制高校選びはインターネットで調べるよりも、紙のパンフレットのほうが便利な時があります。

家族と通信制高校選びについて話し合うなら、やはり手に紙媒体のパンフレットを持ちながら話した方が断然やり取りが簡単です。

しかも、紙の資料はネット環境がない場所でも何度でも開けるので、大きなPC画面がない人や誰かと相談したいときは、見比べやすいですね。

郵送資料は最寄りのキャンパスから送られてきます。

中には担当者の名刺が入っていたりしますので、実際に学校に見学や説明会に参加しに行く際に、直通の連絡先があるので安心です。

一括の資料請求はとくかく便利！

まず近くにどんな通信制高校のキャンパスがあるか調べておきましょう。

その際に一括請求すれば、一度だけ氏名や住所・連絡先などを入力して、複数校の資料が届くのでとにかく便利です。

毎回違うサイトに登録しようとすると、入力フォームが少しずつ違っていて、入力するに手間がかかってしまいます。

こんな経験がある方は少なくないと思います。

一括資料請求できる学校はどんどん増えているので、個々に請求する必要がなくなりつつありますね。

一括資料請求できる学校は信頼性が比較的に高い

掲載している学校どうしはライバル同士になり、他の学校といっしょに全国に広告掲載しているわけですので、郵送資料の内容と実際が違う記載など、自ら信用を落とすようなことをする可能性は極めて低いでしょう。

パンフレットを請求すると、早い場合は翌日速達で届くこともあります。

入力した住所に合わせて通学エリアのキャンパス情報も添付されることが多いです。

パンフレットが届いたらチェックするポイントを紹介していきたいと思います。

まずは学費をチェック！

各通信制高校の学費をまとめた情報は当サイトにもありますが、通信制高校は生徒のニーズに細かく対応するために、専門授業を含めいろいろなカリキュラムを用意しています。

なので、学費は大雑把な目安ではなく、「自分はどんな授業を受けたいか」によって異なるそれぞれの学費項目をチェックしましょう。

もし学費表を見て、よく理解できないところがあれば、ご両親に直接学校に問い合わせてもらいましょう。

専門コースに進む場合は設備の充実度をチェックしよう

野球やプログラマ、美容師などの専門分野を目指す方は、気になる学校の設備は充実しているかどうか、新しいかどうかを確認しておいたほうが良いでしょう。

通信制高校によっては幅広い専門コースを設けているところもあります。

高校卒業と同時に、専門の資格を取得できるのでかなり魅力的です。

ところで、たとえば学校としては「美容師育成コース」を強みとして押しても、キャンパスによっては設備が古い、イマイチということも十分にありえます。

設備もそうですが、先生も相性のいい先生とそうでない先生がいますので、パンフレットだけでなく実際にどんな授業が行われているかを学校訪問でしっかり目で確認するようにしましょう！

一括資料請求をすると、複数の学校から電話がかかってくることもあります。

だいたいパンフレットが届いた当日か翌日にかかってくることが多いので、そろそろ電話がかかってくるタイミングを把握して、心の準備をしておくといいでしょう。

電話で有用な情報を入手しよう

「電話がかかってくるのが嫌です」「電話に出るのが億劫です」と思う方もいるかと思います。

逆に考えれば、無料で自分の状況を話して相談できたり、学費やカリキュラム、設備などについて生の情報を聞けたりしてしますね。

担当者はいろんなケースの生徒さんに会っているので、断然そちらの経験が豊富です。

より適切で客観的なアドバイスや、その学校との相性を判断してくれます。

単にインターネットで調べて、学校を選んだ人より視野が広がり、あとで後悔することも少ないでしょう。

しつこくないので心配しなくてOK

もし、「そもそも行く気のない学校から電話がかかってきても困る」というような場合であれば、「まだよくわからないので、パンフレットを見てから相談しますー」と言っておけば大丈夫です。

しつこく電話をかけてくるような学校がめったにないので、ご安心ください。

今回は通信制高校の資料請求について、3つのメリットやパンフレットが届いた後にどうすべきかを紹介しました。

全国に通信制高校がたくさんある中で、パンフレットを見るとどの学校もよく見えてしまう時ってありますよね。

迷った時は、自分に二つの質問をすることで、比較する学校の数を絞りやすくなります。

一つめは、学校に通いたいのか、通いたくないのか。

年間の登校日数をイメージするだけでも学校がかなり絞れます。

二つめは、専門分野を学びたいのか、普通科で学べる勉強がしたいのか。

私立の通信制高校に通う場合は、この項目はかなり重要なポイントになります。

この二点をはっきり決めてから、資料請求して比較して自分に合った通信制高校を見つけましょう！

当サイトへのお問い合わせでも、よく「全国の通信制高校の資料を全部ください！」というお声があります。

しかし現状、全校を一括で資料請求ができるサービスは存在していません。

なるべくたくさんの資料が欲しい場合は、各サイトから申し込んだあとに今在籍している学校にも問い合わせしてみましょう。

また、公立校については区の機関に相談することで解決するの可能性もあるので参考にしてください。

ここまで資料請求をするメリットなどについて解説しました。

しかし、皆様通信制高校についての知識がまだ少ないと思います。

ここからは通信制高校と全日制高校の違いや、通信制高校についての魅力をご紹介します！

今回紹介する違いは、コチラの6つです。

• 受験方法
• 授業スタイル
• 卒業要件
• 学費
• 留年がない
• 仕事や趣味と両立できる

通信制高校の知識を身に付けて、自分に合った通信制高校を見つけましょう。

受験方法

全日制高校の場合は入試試験を行って、合格点より高いと合格です。

しかし通信制高校は、まったく違います。

主に作文・面接で合否を決めているのです。

通信高校は主に仕事が忙しい人や、不登校などで通えなかった人が通っています。

なるべく多くの学生に通ってもらいたいので、筆記の試験は行っていないのです。

では試験に落ちる人はどのような人か、気になりますよね？

具体的には暴力的な人や、他の学生とトラブルを起こしそうな学生です。

入学したい理由や自分のやる気を見せれば 、まず不合格になることはありません。

授業スタイル

「通信制高校はどうやって勉強を進めていくの？」

「どれぐらいの頻度で学校に通えばいいの？」

授業スタイルについて気になる人も多いと思います。

主に月に数回のスクーリングと、レポート作成を基本としています。

全日制の場合は対面授業ですが、通信制高校はオンラインで行うことが多いです。

登校回数も年に数回ですが、スクーリングの日程をまとめて合宿などを行う高校もあります！

合宿地は沖縄や北海道などのリゾート地なんてことも。

自然豊かな合宿地で、人間としても大きくなりましょう！

卒業要件

通信制高校の卒業要件は主に3つあります。

1つ目は、在籍期間が3年以上であることです。

しかし編入して通信制高校校に入学した場合、以前に通っていた学校の在籍期間も含まれます。

2つ目は、74単位以上取得することです。

学校教育法や、高等学校指導要領で決まっています。

74単位が多いと感じる人もいるかもしれません。

単位取得に不安がある人は、担任の先生と相談しましょう！

親身になって考えてくれますよ！

3つ目は特別活動に30時間以上出席することです。

「ホームルーム活動」や「修学旅行」などが、特別活動に当たります。

通信制高校の卒業要件についてさらに詳しく知りたい方は、コチラの記事も参考にしてください。→卒業に必要な単位数

学費

一般的な全日制高校は、3年間で数百万円ほど学費がかかります。

皆様は通信制高校の学費は、いくらだと思いますか？

なんと私立の通信制高校は年間10万円～入学できるのです！

これには筆者も驚きました。

年間10万円からなので、経済的に高校に通えなかった人も通うことができます！

実際に働きながら通っている学生もいますよ。

公立の通信制高校はさらに安く済みますが、手厚いサポートが受けられない場合があります。

せっかく入学するなら、サポートが手厚い私立がおすすめです！

留年がない

全日制高校の場合テストの点数が悪く単位が取れずに、留年してしまうなんてこと聞いたことありますよね？

通信制高校では、留年することがありません。

しかし留年制度はありませんが、3年間で単位が取得できないと4年目に突入してしまいます…

留年がないからといって、だらけないようにしましょう。

3年間で卒業できるように、しっかりと計画していくことが大切です！

仕事や趣味を両立できる

全日制高校に通っていると、自分の時間はかなり限られてしまいますよね。

仕事でなかなか勉強と両立ができない、なんてことも…

通信制高校は通う回数が年に数回程度なので、自分の時間がたくさん確保できますよ。

高校生の芸能人の多くは通信制高校に通っています。

仕事が忙しくて学校に通うことが困難な人は、おすすめです。

また夢に向かって集中する時間も増えるので、視野が広がります！

ここまで全日制高校との違いを解説しました。

しかし中には自分は通信制高校に通うべき人なのか、わからない人も多いと思います。

向き不向きは必ずありますよね。

自分が向いているか知るために、今回は6つに分けて解説します。

今回紹介する通うべき人の特徴は、コチラです。

• 夢に向かう時間が欲しい
• 専門的な知識を身に付けたい
• 単位を落としたけど3年で卒業したい
• 全日制高校の勉強に付いていけない
• 自分のペースで通いたい
• 前の学校で不登校になった

夢に向かう時間が欲しい

熱中したいことがあるのに時間が足りない…

全日制高校に通っていて時間がなかったり、さらに夢に時間を使ったりしたい人はいませんか？

通信制高校は学校に通う日数が少ないので、多くの時間を自分に費やすことができます！

特にスポーツや芸能関係などの仕事をしている人に、おすすめです。

大会や仕事などの合間に学校に通って、卒業を目指しましょう！

忙しくなりそうなら事前に担任の先生に相談すると、あなたに合ったプランを提案してくれますよ！

専門的な知識を身に付けたい

最近の通信制高校では、「IT」や「eスポーツ」、「声優」などの分野を学ぶことができます。

早いうちに専門的な分野を学ぶことで、就活などで有利に進めることができますよ。

また自分の好きな分野を、学校で授業として学びたい人もおすすめです！

モチベーションにも繋がり、学校に行くことが楽しくなります！

先生もその道のプロの人なので、安心して授業を受けることができますよ。

単位を落としたけど3年で卒業したい

留年が決まっているが、3年で卒業したい学生さんはいますよね？

なんと通信制高校なら、以前に通っていた高校の単位を引き継げるのです！

3年で卒業できないと思っている人は、少し考え直してください。

通信制高校を選択して、遅れていた1年を取り戻しましょう。

高校生活が4年間か3年間かは、見栄えがかなり変わります。

諦めていた人も、通信制高校を選択肢の一つに入れましょう！

全日制高校の勉強に付いていけない

勉強は付いていけなくなると、一気に面白味を感じなくなります。

せっかく勉強を学びに来ているなら、頑張って付いていきたいですよね。

通信制高校なら、あなた自身にあった学習プランやコースを提案してくれます！

ゆっくり確実に前進できるので、焦る必要はありません。

勉強はわかってくると、とても楽しく感じます。

視野も広がるので、勉強を頑張っておいて損は一つもありません！

自分のペースで通いたい

通信制高校は学校によって違いますが、年間20日程度のスクーリングで卒業できます。

何よりも自分がやるべきことに、時間を費やすことができることが利点です。

しかし決められているスクーリング回数は、必ず守りましょう。

自由に時間が増えるからこそ、管理を徹底して行う必要があります！

前の学校で不登校になった

中学校や高校でいじめに遭い、不登校になった経験はありませんか？

いじめはいつになっても無くなりません。

不登校になったら、環境を変えることも大切ですよ。

無理して今の学校に通う必要は、ありません。

環境を変えることで解消されるなら、一歩を踏み出してみましょう。

気持ちが楽になり、学校がとても素敵な場所だと感じることができますよ。

通信制高校に対して偏見を抱いている人は、未だ減りません。

魅力がわかっていないから、偏見は生まれます。

どんな学校か知ることで、胸を張って通信制高校に通っていることを自慢できますよ。

このトピックでは、通信制高校の魅力を5つに絞って紹介します！

今回紹介する魅力は、コチラです。

• 費用が安い
• 通学ストレスが減る
• サポート体制が整っている
• 自由な時間が多い
• 自主性が身に付く

費用が安い

先程のトピックでも紹介しましたが、費用がとても安く済みます。

意外と学費が安いことが知らない人は、多いのではないでしょうか？

コースによって多少は左右されますが、基本的には50万円以内に収まります。

安い学校は年間でも、10万円程度なのだとか…

しかし費用が高い学校は、その分サポートも手厚いです。

費用のみで選ぶこともいいですが、できれば内容で選びましょう！

内容で選ぶ方が、ミスマッチは確実に減ります！

通学ストレスが減る

毎日の通学時の混雑に、うんざりしている人はいませんか？

混んでいる電車に乗っているだけで、疲れますよね…

通信制高校は年に数回のスクーリングのみ通えばいいので、通学時のストレスは感じません。

スクーリングも電車が混雑する午前中ではないことが多いので、安心してください。

通学ストレスが減ることで、無理なく通うことを実現しています！

サポート体制が整っている

「勉強の仕方がわからない。」

「勉強でわからない部分は質問したい。」

など思っている学生は多いですよね。

先生にすぐ頼れる環境が整っていると、とても安心できます。

勉強をしていてわからないことがあるなら、すぐに相談しましょう。

先生に相談した方が効率もいいし、一つにかける時間も大幅に減らすことができます。

自由な時間が多い

自由な時間を有効活用して、自分のためにたくさん時間を使いましょう！

趣味や仕事に時間を使い、夢に近づく人もたくさんいます。

一方で夢や目標がない人は、自分が気になったことに積極的に挑戦しましょう！

全日制高校や社会人では、自由に使える時間はかなり減ります。

学校行く日以外はだらけずに、将来のために有効的に時間を使いましょう！

必ずあなたの財産になりますよ！

自主性が身に付く

通信制高校は、全日制のように決まった時間割はありません。

サボろうと思えば、いくらでもサボることができます。

しかし通信制高校は自分で自主学習をして、勉強を進めないといけません。

初めは慣れないので大変かもしれませんが、必ず自主性が身に付きます。

社会人や大学になると、自主性はとても大切です。

早い段階から身に付けておくことで、将来有利に進めることができますよ！

いかがでしたか？

資料請求することで、その学校の特徴などをより細かく知ることができます。

学費やコースも様々なので、必ずチェックすべきポイントを抑えてください！

自分に合った学校を選ぶために、いくつか資料請求をしてみましょう！

学校選びは将来を左右するので、今回紹介した魅力や向いている人についても覚えておくといいですよ！

通信制高校についてさらに詳しく知りたい方は、コチラの記事も参考にしてください。→通信制高校の良いところ・悪いところって何？