通信制高校の体育に関するまとめ 2020.05.21
通信制高校でも全日制と同じように、卒業のためには全部で74単位修得しなければなりません。
そしてその必修単位の中には、もちろん保健体育があります。
しかし中には運動そのものやチームでの競技が苦手という理由で、体育があまり好きではない人もいるでしょう。
ここでは参加必須かどうか、服装についてなど、通信制高校の体育について皆さんが気になる情報をまとめています。
体育の単位を修得するためには
通信制高校の場合、面接指導であるスクーリングと課題レポートの添削で単位が得られます。
体育の単位を修得する方法も例外ではありません。面接指導とレポート提出が必要になります。
レポートに関しては期日をしっかり守れば大丈夫です。
しかし面接指導では実際に学校に登校して授業を受ける必要があります。とにかく必ず出席をしましょう
ここで一番気をつけていただきたいのが、通信制高校の体育の授業時間が少なく忘れて、欠席したりすると必要単位数が足りなくなるという事です。
通信制高校は、ほかの授業、例えば国語や数学などは授業の回数に余裕を持たせている場合がほとんどです。
そのおかげで体調を崩して欠席した場合でも、違う日にきちんと出席すれば問題はありません。
しかし体育の場合、授業回数が他よりも少ないので休んでしまうと単位を落とす可能性が高くなります。
前もって授業がある日は忘れず手帳などに記載しておくことをオススメします。
しかし授業に行ったからといって全日制高校の体育と同じように運動をしなければいけないわけではありません。
通信制高校の体育の授業内容
全日制高校の場合、体育の授業は週2~3回、年間だと何十回になります。
また授業内容もサッカーやバレーボール、バスケットボールなどの球技をはじめ、柔道や剣道などの武道、ダンスなどバリエーションが豊富にあります。
冬には何キロもマラソンをしたりすることもあるので、授業は厳しい、嫌だめんどくさいと感じる生徒も多いですよね。
スポーツが苦手でも安心
しかし通信制高校の場合、そもそもの授業数が全日制の高校よりも圧倒的に少ないです。
また学校全体の生徒数も少ないので、授業で行うスポーツのバラエティはあまりなく、サッカーや卓球など誰もが気軽にできるスポーツが中心です。
全日制高校の体育の授業では、運動部に入っている生徒たちが中心となることが多いですが、通信制ではそんなことも起きにくいですし、公園で遊ぶような感覚でOKです。
友達づくりのきっかけになる
通信制高校ではなかなか友達ができにくいというデメリットがあります。
なぜなら登校日数が少ないから会うことがあまりないのです。
しかし普段会わない生徒でも卒業単位がかかった体育の授業には出ることは多いので、同級生と話すきっかけになります。
同じ学校の友達ができると高校生活はより一層楽しいものになりますよ。
校舎外で行う場合も
また学校に体育館やグラウンドがない通信制高校もあります。
その場合でも授業がなくなるわけではありません。
近隣の体育館や、姉妹校になる高校や大学に施設を借り、授業を行う形になります。
どんな服装・恰好でやるの?
全日制高校の場合は、学校指定のジャージや体操服の着用が多いですが、通信制高校の場合はジャージを指定されていない場合がほとんどです。
自分がすでに持っているジャージや運動着でも、動きやすいTシャツでもなんでも問題ありません。
運動用の靴を持っているのがベストですが、そもそも授業回数が少ないのでわざわざ買う必要もないと思われます。
普段はいているスニーカーなどで大丈夫です。
通信制高校なら運動が苦手でも安心
通信制高校には体が不自由な人やぜんそくなどで激しい運動ができない人も通っています。
そのためどうしても授業に参加することが難しい場合は、学校や先生に相談すれば、実際に競技には参加せず授業の場にいるだけで単位を貰えたりすることもあります。
激しい競技やチームで戦うスポーツが苦手な場合でも、簡単な体操や軽い運動だけで単位の修得が可能です。
球技大会などのイベントも
通信制高校の多くが、高校行事の一大イベント体育祭を行っています。
これはイベントの一種ですから新記録を更新することや得点を競い合うのが目的ではありません。
先生や生徒同士の交流の場なので種目も、玉転がしや綱引きのようなレクリエーションのような側面があるものが多いです。
参加は自由な学校がほとんどなので無理なく参加したくなったら参加すればいいのも安心できる点です。
参加したらきっと高校生活の良い思い出になることは間違いありません!
まとめ
ここまで授業頻度、授業内容、服装を中心にご紹介してきました。
まとめは以下です。
①全日制の高校と同じで体育の授業はあります。
②運動が苦手な人でもできる体操など軽い内容です。
③服装は基本的には動きやすければ大丈夫。
④授業回数が少ないので油断していると単位を落としてしまう可能性が高い。
体育がどうしても苦手な場合は、学校見学や個別相談会であらかじめどうやって授業を行っているか聞いておくと安心ですよ。