通信制高校の入り方を解説!いつでも転入学できちゃう? 2020.05.09
高校を中退したけど通信制高校で学び直したい、と考えている方にとって気になるのは入り方。
以下で入学時期や入学試験内容について解説していきます。
通信制高校の入学条件
全日制高校があわないので転校したい、高校を中退したけれどもう一度学び直したい、と思っている方にとってやっぱり気になるのが転入・編入の条件。全日制高校と比べて入り方がどのような点で違うのか、気になりますよね?これから通信制高校の入学・転入・編入の条件についてみていきましょう。
入学条件
年齢に関わらず、中学校あるいはこれに準ずる学校を卒業した人、それと同等以上の学力があると認められた人であれば誰でも入学することが可能です。
したがって、通信制高校には、15歳から70歳まで様々な年代の方が在籍しています。
入学が可能な都道府県
学校によって生徒を募集している区域が異なる場合があり、入学対象にならないことがあります。
気になっている高校が募集区域を東京都としている場合にはその他の都道府県に住んでいると入学することができません。
したがって、気になる学校を見つけたときにはまずその学校の入学相談窓口に相談してみましょう。
入り方について
他の高校から転入したい、もしくは編入したい、と考えている場合、どのような手続きを踏んで入学できるのかが気になると思います。
これから通信制高校の入り方について解説していきます。
入学時期
4月に入学する場合、出願時期は全日制高校に比べて早く始まり、遅くまで出願が可能です。
通信制高校は、一般的に1月から出願受付を開始します。また、早いところであれば11月頃から出願受付を開始します。募集終了は大抵の学校では4月下旬となっています。
これにより、全日制高校の入試が終わった後でも高校に入学することが可能となっています。
また、2学期制の高校の場合、10月に入学することが可能です。
2学期制の高校は、入学時期が4月と10月に設けられています。
転入での入り方
ほとんどの高校では、転入をいつでも受け入れています。
したがって、転入できそうな学校を探し、転入が可能であればその学校から転入に必要な書類をもらい、書類を提出します。
書類提出後、転入試験を受験することによって転入することができます。
編入での入り方
編入とは、高校を中退後に改めて高校に入学することです。
通信制高校では、編入は学年末に行われ、編入試験を受けることによって可能になります。
転入する際と同様に、編入できる高校を探すことから始まります。
通信制高校の場合は2学期制が多いため、前期入学(3月ごろ)と後期入学(9月ごろ)を実施する高校が多くなっています。
したがって、多くの通信制高校では年に2回編入できるチャンスがあります。
編入が可能な高校が見つかったら、転入する際と同様、学校から資料を取り寄せて書類を提出し、編入試験を受けることで編入が可能となります。
再受験による入り方
再受験とは、高校を中退した時期が1年生の途中であった場合には改めて高校に入学することが出来る制度です。
したがって、再受験をする場合、中学生対象の一般入試と同じ試験を受けます。
通信制高校の場合、学力試験に比べて面接試験の比重が大きくなっているので、もう一度高校に入学して頑張りたい、という気持ちをアピールしていきましょう。
入学試験の内容
高校に入学する際に気になるのが、やっぱり入学試験。入学試験は先生との面接や作文、軽い筆記テストというような内容になっています。
通信制高校の場合、受験者を不合格にするための試験ではなく、高校を中退してしまった方などを受け入れるための試験となっているので合格率は高めとなっています。
学力試験の内容
通信制高校ではほとんどの場合、学力テストがありません。
面接や作文による筆記テストを経ることで入学出来うる高校がほとんどなのです。
したがって、学力に自信がないという方でも入学できる可能性が大いにあります。
面接内容
通信制高校の場合、入学試験でほとんどの場合、面接が実施されます。学力テストがない分、面接の比重が重くなっているのでしっかりアピールしましょう。
しかしながら、面接試験は10~20分の学校が多くなっており、短い高校では5分未満で済んでしまいます。
面接は、一対一で行う場合もありますが、5、6人でまとめて行う集団面接があります。
集団面接が苦手な場合には高校に連絡することにより配慮してもらえる場合があります。不登校だった方なども積極的に受け入れている通信制高校ではそういった方に対する配慮がなされているのです。
したがって、入学試験の際や普段の学校生活で不安に思うことがあれば事前に高校へ連絡しておきましょう。
面接試験ではどんなことが聞かれるのか
入学試験の面接において最も多く聞かれるのが、高校の志望理由です。
高校側としても、なぜうちの高校に入りたいのかを知りたいのです。
このような質問では、着飾った答え方をするのではなく、高校を中退したのでやり直したいなどのありのままのことを言いましょう。
面接の目的は、入学者がどのような人なのか、どのようなサポートが必要なのかを知ることにあります。
したがって、ありのままのことを述べる方が入学後の自分のためにもなります。面接は、先生と気軽に話に行くだけと考えておくと良いでしょう。
作文について
作文が面接後か面接前かで面接内容が大きく異なります。
作文が面接前に実施される場合、面接は作文で書いた内容をもとに行われます。要求される作文の内容としては、「高校で学びたいこと」などが多いようです。
まとめ
今回は、通信制高校の入り方について解説しました。
通信制高校では随時入学のチャンスが設けられているので、自分に合った高校を探して入学しましょう。