通信制高校から大学に進学するのは難しい? 2016.04.28
通信制高校に在籍している人の中には大学進学を目指す人も大勢います。
「通信制高校だと大学進学って難しいのかな」と悩んでいる人も少なからずいるでしょう。
今回は通信制高校から大学進学を目指すのは実際どうなのかまとめていきたいと思います。
「通信制高校だと大学進学って難しいのかな」と悩んでいる人も少なからずいるでしょう。
今回は通信制高校から大学進学を目指すのは実際どうなのかまとめていきたいと思います。
大学への進学率はどのくらい?
それでは実際に通信制高校から大学へ進学した人の割合はどのくらいなのでしょう。
文部科学省からはこのようなデータが発表されています。
<大学への進学率>
通信制高校→16.6%
全日制高校→54.4%
<専門学校への進学率>
通信制高校→23.8%
全日制高校→23%
専門学校への進学率は全日制とほぼ同じですが、大学への進学率は半分以下に落ち込んでいます。
事実として通信制高校から大学へ進学している人の割合は少ないのです。
文部科学省からはこのようなデータが発表されています。
<大学への進学率>
通信制高校→16.6%
全日制高校→54.4%
<専門学校への進学率>
通信制高校→23.8%
全日制高校→23%
専門学校への進学率は全日制とほぼ同じですが、大学への進学率は半分以下に落ち込んでいます。
事実として通信制高校から大学へ進学している人の割合は少ないのです。
通信制高校は大学受験で不利になるの?
通信制高校で取得できる卒業証明書は高校名は載っているものの通信制課程であることは載っていません。
そのため大学側にも通信制高校出身ということはわからないので不利に働くことは一切ありません。
受験資格の面では不利になることはないのですが学習環境面から見ると少々不利になってしまうポイントがあります。
ひとつわからないところが出来てしまうとそれを解決するまで勉強が進まないということもあるかもしれません。
レポートとは別途に受験勉強をするのは必須になってくるでしょう。
一緒に励まし合える仲間がいないので踏ん張りが難しいというのも進学率低下の原因のひとつになってしまっているのかもしれません。
そのため大学側にも通信制高校出身ということはわからないので不利に働くことは一切ありません。
受験資格の面では不利になることはないのですが学習環境面から見ると少々不利になってしまうポイントがあります。
登校日数が少ない
家庭学習が主となる通信制高校では登校日数が少なくなるためわからないところを先生に聞くといったことができなくなります。ひとつわからないところが出来てしまうとそれを解決するまで勉強が進まないということもあるかもしれません。
レポートの難易度が高くない
定期的に提出するレポートも難易度があまり高くないため、受験勉強にならないといった声もよく耳にします。レポートとは別途に受験勉強をするのは必須になってくるでしょう。
大学進学を目指す人が少ない
そもそも学校内で大学進学を目指す人が少ないのも現状です。一緒に励まし合える仲間がいないので踏ん張りが難しいというのも進学率低下の原因のひとつになってしまっているのかもしれません。
通信制高校から大学進学を目指すために押さえておくべきこと
当事者意識をもつことは基本
これは通信制も全日制も関係なく大学へ進学するのは自分自身です。「家族のため」や「先生のため」などと思って勉強するのとでは取り組みの姿勢が変わってくるのではないでしょうか。
勉強のサポートに強い通信制高校を選ぶ
通信制高校を選ぶときに大学進学のコースを設けている学校にするというのもひとつの手です。もしそのような用意がなかったとしても通信制高校は生徒の考えを汲みとってくれやすいので一度相談してみると大学進学に合わせてカリキュラムを組んでくれるかもしれません。
「通信制高校の卒業」を目標にしない
卒業を目標にしてしまうとそのペースに甘えてしまい志を高く保てないことが懸念されます。卒業をゴールではなく通過点と見ることができれば大学進学の可能性が今よりも近づいてくるでしょう。
本気で大学進学を目指すならばまずはアクションを起こすことです。
通信制高校だから不利になるということはありませんから、安心してその目標達成を目指してくださいね。