通信制高校の無断欠席をなくそう! 2017.07.12
通信制高校は自由度が高いことが魅力ですが、その分自分自身でスケジュール管理をしなくてはいけないため無断欠席が多くなるなどの課題もあります。
通信制高校での無断欠席の状況や原因にも触れていきたいと思います。
→通信制高校を卒業するのは難しいのかを徹底解説通信制高校は生徒自身でスケジュール管理をする学校です
通信制高校は、全日制、定時制とは異なる学習形態の高校です。全日制や定時制よりも自由に時間を使うことができ、集団生活が苦手な人、仕事やアルバイトをしながら学校に通いたい人などさまざまな人に対応できる環境があります。
自分に必要な講義を受けることができる
通信制高校は単位制という制度を導入していて、生徒自身が自由に授業を組むことができます。
自分で授業を決めるため、自由な時間を確保しやすく、生徒は自由度が高い生活を送ることができます。
しかし、自分の将来の進路を考えながら受ける授業を決めていかなければならないので、生徒自身に責任がかかります。
例えば、大学受験を志望する生徒は、受験科目を授業で取る必要がありますよね。
そのため、生徒自身が自分に必要な授業を考えて選ぶ必要があります。
自分のペースで学習できるから無断欠席も多い
通信制高校には全日制とは違った課題が生じる場合があります。
その一つに生徒の無断欠席があります。
通信制高校では自分のペースで勉強できますが、それは勉強の束縛が弱いということです。勉強以外の活動を重要視して、時間が確保できる通信制を選んだ学生がいることも事実です。
しかし、勉強の束縛がないことで、生徒たちは授業を受けなくてもいいと思ってしまうのではないでしょうか。
仕事が理由なら事前に学校側に伝えておく
通信制高校は全日制高校に比べて多様な生徒が集まります。
金銭的な理由で働きながら学びたい人や、全日制高校で不登校になり編入してきた人、発達障害などの病気で学習が遅れてしまう人らが通信制高校に通っています。
これらの人以外にも、スポーツ選手や芸能活動をしている人が学ぶ場として通信制高校を選ぶ場合があります。
このような生徒は、自分の本業が忙しいと連絡することができないのかもしれません。
そういった人は、事前に欠席してしまうかもしれないということを学校側に伝えておきましょう。
無断欠席をせずきちんと学校に報告することが大切!
無断欠席という課題が生じている原因は何なのでしょうか。この問題は生徒自身が「授業を受けたくない!」と思ってしまうことが理由でしょう。
そのため、生徒自身の意識を変えることが必要です。
無断欠席を減らすためには生徒自身が、しっかりと授業を受けてもらう、しかたなく休む時は連絡を入れることの重要性を理解することが必要です。
欠席しそうなら一言学校側に連絡を
高校は生徒に学習させる場所であると同時に、大事な生徒を預かる場所でもあります。
そのため、高校は生徒が本来来るべき時間にいないとなると事件に巻き込まれたのかもしれない、と不安になります。
欠席する場合は、理由を述べることができなかったとしても学校側に電話で報告することが大切です。
通学が辛いなら自宅で学べるコースを選ぼう
学校に通学することが苦痛で、無断欠席をしてしまうというパターンもあります。そのような場合は、通学が少ないコースを選ぶことが大切です。
通学が少ないと勉強について行けなくなるのではないかと不安になるかもしれませんが、最近ではスマホなどのタブレット端末で先生の指導を受けることも可能です。
こういったインターネット利用の授業には、いつでもどこでも授業を受けることができるというメリットもあります。
サポート校を使ってスケジュールを立てる手伝いをしてもらうのも手
全日制高校では欠席率は2%程度ですが、通信制高校の欠席率は10%にものぼります。もちろん全ての生徒が無断で欠席をしているわけではないですが、欠席者が多いとそれだけ無断欠席も多くなります。このデータから、無断欠席の課題は全日制よりも通信制の方が深刻だと言えるでしょう。
学校生活への不安を相談しよう
通信制高校は自分でスケジュールを立てないといけないという難しさから、途中で挫折してしまう生徒も少なくありません。自分でスケジュールを立てるのが苦手だという人は、学校生活のサポートをしてくれる「サポート校」の利用をおすすめします。
サポート校では、しっかりと学習を進めることができているか、単位は足りるのかなどの他に、学校生活に対する不安も相談することができます。一人で抱えるよりも、気楽に高校生活を送ることができるでしょう。
自分で抱え込まず学校とうまく付き合おう!
無断欠席をしてしまうと、自分自身の単位が危うくなるだけでなく、学校側にも心配をかけてしまいます。どうしても欠席をしてしまう場合は、きちんと学校側に一報入れることが大切です。
通信制高校を卒業して高卒資格を取得するため、学校生活としっかりと向き合っていきましょう。