できるだけ通信制高校に通わないで卒業するには? 2017.07.20
高校には通わないで卒業資格が欲しい方必見!
できるだけ学校に通いたくないという人には、通信制高校を選ぶという手段があります。
そもそも、通信制高校というのは不登校の人や、高校を中退した人、社会人の人、芸能やスポーツで自分の夢に向かっている人など多種多様な人が通う学校。それぞれの理由があるので、毎日学校に通わなくてもいいカリキュラムとなっています。
今回は、通信制高校の登校日数について、詳しく紹介していきます。
→通信制高校の無断欠席をなくそう!通信制高校には何回通えばいいの?
まず、通信制高校において学校に通うことをスクーリングと呼びます。
このスクーリングですが、必要な日数というのは学校によって大きく変わってきます。
年に5日前後でOKの学校も
多いところでは、全日制と同じように週5日、少ないところでは、年に5日前後なんていうところもあります。
こんなにも必要なスクーリングの日数には違いがあるのです。
法律で定められている!高卒資格取得には登校が必要
ここで注意してほしい点は、年に0回ではないという点です。
少なくとも年に数回、手に数えるくらいは学校に通わないと、高卒資格を取得できません。
通わないで卒業することはできない?なぜスクーリングが必要?
日本の通信制高校では卒業資格を得るために必ず必要なことが3つあります。
それは「レポート」「テスト」「スクーリング」です。
スクーリングをしないと高卒資格を取得できない
テストで必要な点を取る、レポートを決められた量書く、といったことはわかりやすいですが、スクーリングがこれほどに重要な位置を占めているというのは意外に思う人が多いのではないのでしょうか。
なので通信制高校に全く通わないで卒業資格を得るというのは不可能な話なのです。
どうしても外に出られない人はどうするの?
しかし、中には入院していてスクーリングすることができないなどといった状況の人がいると思います。
そういった人でもスクーリングは義務付けられていますが、そんな人のために年に数回でいいスクーリングの日というものが設けられているのです。
自分に都合のいい日に学校に行くことができれば問題ないですよね。
1年の間に1度もスクーリングできなかった場合はどうなるのか
スクーリングするつもりが、病気やケガなど予期せぬ事態が原因でどうしても学校に行くことができなかった、なんて場合も起こりうると思います。そんなことが起こったらもう卒業できないのでしょうか。
単位制なので除籍されることはない
通信制高校は1年間の間スクーリングをしていなかったという理由で卒業できなくなるということはありません。卒業までに4年かかろうが、5年かかろうが結局は同じ高卒資格を取得することが可能です。
ですから、今年スクーリングできなかったからといって諦めないでください。
また来年体調が万全のときに通って単位を取得すればいいのです。
中には、通信制高校を卒業するのに7年も8年もかかったという人もいます。諦めずに頑張ることが大事です!
学校に登校したらどんなことをするの?
学校に登校している間はどのように時間を過ごすのでしょうか。学校によってもさまざまですが、一般的なスクーリング内容を紹介します。
基本的には疑問解決やレポート提出のために行われる
スクーリングで行う内容は登校日数によって異なるため一概に言いにくいですが、一般的にスクーリングをして行うことは、レポートを提出する、わからない勉強を先生や、友達に教えてもらうといったことです。通信制高校に通っている生徒は多くの時間を自分の家で勉強することに費やすので、疑問点が未解決のまま蓄積されることが多々あります。こういった疑問を、スクーリング日に解決することで学力の向上を図るのです。
スクーリングじゃなきゃできない必修授業
また重要になってくるのは、筆記テストと体育の履修です。
まず、筆記テストですが、そもそも回数が少ない分出題範囲が広いですが、そこまで細かい内容までは出ず、重要な部分だけきちんと勉強しておけば単位取得は難しくないと言えます。
学校にもよりますが、教科書を持ち込んでも良いというところもあるようなので、事前にきちんと調査しておくようにしましょう。だからと言って、ずっとさぼってもいけませんよ。
続いて、重要なのは体育の履修です。体育は日本の高等教育において必要不可欠なものとなっています。このために、通信制高校でも最低のスクーリングの日数が定められているのではないのでしょうか。
それだけ体育の単位は必要不可欠なものなので、体育の授業には必ず出るようにしましょう。
スクーリングの気になる注意点
今まで、通信制高校に通わないということについて書いてきましたが、スクーリングした時の注意点について少し書きたいと思います。
遅刻をするなら事前に学校に伝えること
もちろん遅刻はしてはいけないことです。学校にもよりますが、冒頭数分の遅刻なら目を瞑ってくれるところもあれば、厳しいとその日のスクーリング自体を取り消しにするところもあります。基本的に、遅刻は厳禁です。どうしても遅刻をしてしまうようならば、学校側に電話で知らせるのがマナーです。
制服は着ないといけないの?
服装は基本的に自由なところがほとんどです。中には制服が売っている学校がありますが、その着用でさえ自由のところが多いです。
美容系のことを勉強する生徒がいたりすると服装が奇抜だったり、髪色が派手だったりすることもありますが、それでもペナルティを課す学校は少ないです。
どんな格好をしていったらいいか分からないという人はとりあえず、落ち着いた服装をしていけば間違いないでしょう。
中には校則厳しい学校もあります。なので、ちゃんとチェックしていったほうがいいでしょう。
上手にスクーリングと付き合って無理なく卒業しよう
通信制高校に通わない、通いたくないという方がこの記事を読んできたと思います。
現実的に、一度も学校に通わないで高校の卒業資格を得るというのは不可能だ、というのは上で書いた通りです。
スクーリングはどうせ少なからずしなければならないもの。だったら、勇気を出して学校に行ってみてはいかがでしょうか。
スクーリングの日には上で述べたように勉強や授業はもちろんあります。しかし、それ以外にも先生や友達と接することはもちろん、サークル活動が行われている学校もあります。最初は慣れないことが多いと思いますが、一歩踏み出してみると、学校に登校する日が待ち遠しくなるかもしれませんよ。