通信制高校の良いところ・悪いところって何? 2020.05.02
最近とある会社が開校したことで注目を集めるようになった通信制高校。毎日学校に通うことなく自宅で学習ができます。
全日制高校や定時制高校と全く異なる学習スタイルを持った定時制高校ですが、その魅力がどんなところにあるのかよくわからない方も多いはず。
今回は定時制高校がどんなところであるかということから、実際に通うとどんな良いところ・悪いところがあるのかまでご紹介しちゃいます!
通信制高校ってなに?
簡単に言ってしまえば「自分の好きな時に通うことのできる高校」です。「え?毎日通わなくてもいいの?」と思いますよね。
いいんです!週に1~3回のペースで登校するだけでOKです。
週に数回通うのも厳しいな…と考えている方はスクーリングという担任の先生と面談を行うために、年に決められた日数だけ学校に通えば良い制度もありますのでご安心を!
また通信制高校では他の高校と違って自分のペースで勉強をすすめることができます。レポートやテストを郵便やパソコンで送ることで、高卒認定資格を取ることができます。通信制高校の良いところ
自分のライフスタイルに合わせて通う事ができる
通信制高校を選ぶ人の中には様々な事情で全日制高校や定時制高校に通うことのできなかった人がいます。
その中でも自分のライフスタイルが通っていた学校に合わなかったという人もいます。
ですが通信制高校では学校側に決められた時間割に合わせて登校する必要がなく、自分の時間に合わせて登校することができます。
自分のペースで勉強できる
一般的には学校では教室で先生に30~40人程度の生徒がみんなで授業を受けるため、授業のペースについていけず置いていかれるということがしばしばあります。
通信制高校では自分のペースで学習を進めることができるので、周りに無理に合わせることなく一歩ずつしっかり勉強することができます。
留年しない
高校では学年制と単位制があります。
学年制では学校によってあらかじめ決められた時間割にそって勉強し、単位と呼ばれる「勉強をしたという基準」を取得していきます。
そのため、学年制では規定の単位が取得できないと留年していまいます。
ですが単位制だと必要な単位をそろえさえすれば卒業できるため、留年という制度がありません。通信制高校ではこの単位制を採用していますので留年する心配はありません。
通信制高校の悪いところ
自由な分自主性が大切
通信制高校は自分のペースで好きな時に登校ができる高校だと紹介しましたが、自由が効くということはそれだけ自分で管理をすることが大切だということ。
例えば勉強スタイルはレポートやテストを郵便やメールで送らなければいけませんが、サボってしまうとその教科の単位を取ることができません。
また、登校も自分の好きな時にできるので、遊んでばかりいて勉強に全く手をつけないといった人もいます。
先生が基本的にはサポートしてくれますが、行動を実際に起こすのは自分自身なので、「やりたいこと」と「今やらなければならないこと」をしっかり判断し、自己管理できるようにしましょう。
勉強内容が簡単
実は通信制高校は全日制高校に比べて勉強の内容が簡単に作られています。
「簡単なら良いじゃん」そう思う方もいるかとは思います。ですが、いざ高卒認定資格を得て、「大学受験をしたい」「専門学校に通いたい」となった場合に、実は通信制高校の授業内容ではカバーしきれない可能性があります。
そういった場合、自分で足りない部分を勉強するか塾に通う必要が出てきます。
しかし通信制高校の中には「サポート校」という勉強の相談に乗ってくれるような「塾」のような役割を持つ場所を設置しているところもあります。
こういった場所を積極的に活用していくことで勉強内容の不足を補えるかもしれませんね。
人とのつながりが少ない
登校する日を自分で自由に決めることができるため、学校での人の関わりは少なくなると言ってもいいでしょう。
それぞれが自分の好きな時間に合わせて登校するので、全日制高校や定時制高校のように常に決まった友人と過ごすといったことが難しくなります。
しかし、通信制高校に通う人の中には人間関係に不安がある人も通学していることもあるため、クラスが決まっていない、常に同じ人と顔を合わせなくとも済むという点ではメリットになるのではないでしょうか。