通信制高校のイメージはやっぱり悪い? 2020.05.10
中学校からの進学や、現在通っている高校を中退して通信制高校への入学を検討している方は、周りからどう思われているか気になりませんか?
もちろん、人によって持っているイメージは異なりますが、入学前は不安になってしまう保護者や生徒の方も少なくありません。
ここでは、実際の世間のイメージや通っている生徒のイメージを徹底的に検証していきます!
通信制高校に対しての世間のイメージは?
通信制高校に対してのイメージがいい人はまだ少数派で、イメージが良くない人も多いのは事実です。
しかし、一人ひとりの個性を尊重する考えが広まりつつある現代では、理解のある人が増えてきているのも事実です。
では、良くない印象を持っている人は、なぜ印象が良くないのか考えてみまましょう。
通信制高校のイメージが良くないのはどうして?
通信制高校に入学する際に入試をすることはほとんどなく、通信制高校=誰でも入れるという印象を持つ方も少なくありません。
一般的に高校には入試を経て入学するため、学力レベルが大体同じ生徒が集まります。
それに対して、通信制高校は誰でも入学できるため、生徒の学力には大きな差が生まれてしまいます。
当然、学習内容も比較的簡単なものになってしまいます。
そのため、多くの人が持っているイメージとして、「不登校の生徒が通う学校」「高校をやめた(勉強についていけなかった)人が通う学校」というのが多いです。
保護者のイメージが良くないって本当?
以前までは、全日制高校に毎日通うことがあたり前だった時代もあり、定時制や通信制高校の印象が良くない人が多い傾向があるようです。
通信制高校というと、自宅での学習が基本でほとんど学校に行かないイメージがある人も少なくないですが、最近では自分で登校のペースを設定して通うこともできます。
もちろん毎日通うこともできるので、そういった意味で全日制高校との大きな差もなくなってきているのが現状です。
通い始めてイメージが変わったという人も!
通信制高校のことをあまり良く思っていない人でも、入学してみて印象が変わったという人は、口コミなどを見ていてもかなり多いように感じます。
通信制高校には個性的な生徒や、似た境遇を持つ生徒さんも多く、友達ができやすいです。
学校行事の盛んな学校や部活動の盛んな学校では、どの生徒も全日制高校と同じように全力で取り組んでいます。
また、通信制高校でしか出来ない体験やカリキュラムもあるので、あえて通信制高校を選択して入学・転入する生徒も増えています。
通信制高校が強みになった!
イメージを気にする人の中には、「就職に不利になるのではないか」と思う方もいるのではないでしょうか?
通信制高校と書いても、就職に不利になることはほとんどありません。
通信制高校は、時間割を自由に組めるのなど自由な時間を多く取ることができます。
空いた時間でのアルバイトの経験や高校生活を通して自分の課題をクリアした話をすることで、通信制高校にかよっていたことがむしろアピールポイントに変わることだってできますよね!
通信制高校にかよって資格が取れた!
各都道府県に学習センターのある大手の通信制高校などは、高校卒業を目指すコースの他に美容やプログラミングや医療事務など資格の取得ができるオプションコースが設置されています。
オプションコースで専門知識を身につけることで、同級生に差を付けて、夢や目標に向かって勉強できます。
卒業後に就職を考える人も、資格を持っているだけで、待遇や働ける場所の幅は大きく広がります。
このように考えてみると、通信制高校は早く夢を叶える近道ともいえますね。
自分に合った通信制高校を見つけよう!
通信制高校の現状は、数年前と比べて大きく変化しているので、世間の人々が持つイメージも少しずつ異なってきています。
最近では、通信制高校から難関大学や国立大学へ進学する人も増え、美容師やネイリストなどの専門職につく人も増えていることから、世間のイメージは今よりも良くなっていくでしょう。
現在入学を検討中の方は、このような通信制高校へ入学した目的を説明することで誤解も起きにくくなります。
通信制高校を選ぶ際は慎重に!
「勉強が簡単そうだから」「学校にあまり行きたくないから」といったネガティブなイメージで通信制高校に通う人のイメージはよくありませんよね。
目的を持って通信制高校に入ることで、周りの評判を気にせず卒業できます。
通信制高校の数は、非常に多くなっているので自分に合った学校が必ずあります。
学校のホームページや雰囲気だけで決めるのだけでなく実際にどのようなサポート体制があるのかなど確認しておくことが必要です。
通っている生徒の口コミを見ても、自分に合った学校を選んでいる人は評判がよく、合っていない学校に通っている人は満足していないです。
自分に合った学校に通って、全日制高校よりも充実した高校生活を送れるようにしましょう。