通信制高校とサポート校の違い

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通信制高校とサポート校の違いって?学費も解説

考え事をする女子高校生

通信制高校を調べていると「サポート校」という表記を目にすることが多いですよね。

この施設形態は「通信制高校サポート校」と呼ばれることも多く、「この学校は通信制高校なの?それともサポート校なの?」と混乱してしまうことも多いですよね。

しかし実はこの2つの学校形態には大きな違いがあります!通信制高校への入学を検討するうえでハッキリとその違いを理解しておきましょう。

通信制高校とサポート校はどう違うの?

では実際に通信制高校とサポート校にはどんな違いがあるのでしょうか?

サポート校だけ卒業しても高卒資格は取れません

最も大きな違いはこれです。

サポート校を卒業したとしても高校卒業資格は取得できません。必ず通信制高校とのダブルスクールが必要になります。

通信制高校は法律で、全日制高校や定時制高校とまったく変わらない「高等学校」だと定められていますが、サポート校はそのように定められているわけではないんです。あくまで高校卒業をサポートしてくれる施設でしかありません。

通信制高校は高卒単位を取る場所

通信制高校は高校卒業の単位を取得するための場です。

学校によっては年間4日程度しか登校日数がなく、普段の勉強は自学自習だけだという場合もあります。

サポート校は塾や予備校のような場所

サポート校は、3年間で高校を卒業できるように学力の向上や登校を後押しする、学校ではなく塾や予備校のような存在です。

通信制高校は登校日数が少ない学校が多く、生徒一人ひとりに勉強のフォローが行き渡らない場合があります。そのため在学途中でリタイアして中途退学してしまう生徒も少なくありません。

もしそうなったとしてもしっかりレポートの提出を継続して高校卒業ができるよう、生徒一人ひとりに対してサポート校が指導してくれるんです。

サポート校に通うメリット

塾で勉強をする女の子

ダブルスクールとなると面倒そうなイメージがありますが、それでも近年サポート校への入学希望者はどんどん増えています。

提携するサポート校を開設する通信制高校も多いです。果たしてそれはなぜでしょうか。ダブルスクールをするメリットをまとめてみました。

毎日登校・個別指導にも対応できる手厚い学習サポート

通信制高校は平均して月2回程度の登校しかありませんが、サポート校では平日週5日の登校を受け入れている学校が多いのが特徴です。

生徒数は高等学校より少なく、少人数制授業が可能なので、個別指導を行っている校舎も多いんですよ。

そのため高校のレポートでは勉強できない、中学校の内容の復習をすることもできますし、その逆に大学受験に向けた指導をしてもらうこともできます。

家庭教師制度など不登校経験者へのフォローも充実

自宅に先生が直接来てくれるなど、サポートの範囲が広いのもサポート校の魅力です。

登校が難しい、集団での勉強が苦手だという生徒でも自分に合ったスタイルで勉強をすることができます。

担任の先生を生徒自身が選ぶことができる場合もあります。

学習障がい・発達障がいに特化した施設も

サポート校には大学進学に特化したところや、メンタルケアに特化したところなどさまざまな特色を持った施設があります。

通信制高校では特別に対応してもらえない場合も多い学習障がいや発達障がいについて、多くの実績があり常駐する専門家が随時細かいフォローをしてくれるような施設もあるんです。全日制高校でも、通信制高校でも上手く卒業できそうにないという場合は一度検討してみるといいでしょう。

高校卒業のための必修授業以外の勉強も

通信制高校はあくまで高校を卒業するための勉強をする場所ですが、サポート校はそうではありません。

勉強できるカリキュラムは広範囲で、まずは学校を好きになれるように、最近では必修科目以外の多彩な授業を展開しているところも多いです。

女子生徒に人気なのはネイルやヘアメイクなど美容の授業ですが、就職を考えている男子生徒にはパソコンのスキルなどを学べるビジネス基礎の授業が人気。

進路の選択のためにサポート校に入学するという生徒も多いようですよ。

こんな人におすすめ!

通信制高校プラザでは、サポート校の入学をこんな皆さんにおすすめしています。

1)勉強が苦手な人・学力に自信がない人
2)不登校を経験した人・あまり学校に行きたくない人
3)普通の勉強じゃ物足りない人

サポート校にも通った場合の年間合計学費目安

学費の計算

生徒一人ひとりへの充実したサポートが魅力のサポート校ですが、高校とダブルスクールをするとなると、気になるのが学費の問題です。

2つの学校に通った場合にはどのくらいの費用がかかるのでしょうか?

実際に中京高等学校の通信制課程に入学し、さらに提携するサポート校へいせい義塾館高等学院とダブルスクールした場合の学費を計算してみましょう。

初年度学費概算

中京高等学校の入学金30,000円
中京高等学校の施設拡充費20,000円
中京高等学校の単位履修料(25単位の場合)200,000円
へいせい義塾館高等学院の入学金0円
へいせい義塾館高等学院の年間サポート寮600,000円
2つの学校を合計した初年度学費850,000円

2つの学校に同時に入学するだけあって負担する費用は大幅に高くなりました。

フォローが手厚い分、通信制高校よりもサポート校のほうが学費は高くなる傾向にあるようです。費用の面でも違いがあるんですね。

まとめ・注意事項

通信制高校とサポート校との違いについて皆さんわかりましたか?

ダブルスクールをすると学費も高くなってしまうんので、自分がどんな高校生活をしたいかよく考えて入学を検討してみてください。

学校選びの注意点

なお、提携するサポート校があるからといって特に必要を感じない場合は、もちろん入学しなくても構いません。

サポート校は法律で高等学校と定められていない分、運営が自由なので施設や校舎によってフォロー内容に差がある場合も多いです。

入学を考えるときには必ず見学や問い合わせをしましょう。

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