入学の準備は大丈夫?通信制高校に入る時に必要な入学金について 2017.01.30
通信制高校の試験に合格した!入学の権利を手に入れたことにホッと一安心……したいところですが、入学の準備は大丈夫ですか?
通信制高校に入学する時に必要になってくるのが入学金の準備です。
この記事ではそんな入学金についてのあれこれを詳しく紹介していきます!
そもそも通信制高校の入学金って何?
入学金とは、入学の際に学校に納めるお金のこと。
入学をすることができる立場を取得したことに対する対価であり、学費の一部です。
入学金は通信制高校だけに限らず、幼稚園・小学校・中学校・高校・大学などにもあります。
一般的には私立の学校では公立の学校よりも高い費用が必要になってきます。
初年度納入金と入学金は違うので注意!
初年度納入金と入学金、意味が似ているので間違えてしまう人が多いのですが、内容が違うので間違えないように注意しましょう!
初年度納入金とは、入学した年に収める学費の合計のことです。
入学金を含め、初年度の授業料や施設使用料・その他の諸費が含まれた費用なのです。
入学金の相場はいくら?
通信制高校の入学金は、学校ごとに値段が付けられるため、学校によって入学にかかる費用が異なってきます。
入学金が0円の学校から10万円程度かかる学校などさまざまです。
なので、一概に相場はいくら!とは言えませんが、調べている限りでは5万円程度の通信制高校が多いように感じます。
私立の通信制高校の入学費用をいくつかあげると、ルネサンス高校の入学費用は5万円。鹿島学園高等学校の入学費用も5万円。ヒューマンキャンパス高等学校の入学費用は1万円となっています。
入学にかかる費用については各学校のパンフレットに必ず記載されているので、一度資料請求をしてみることをオススメします。
実は公立の通信制高校の入学金は統一
公立の通信制高校の入学にかかる費用は都道府県別に統一されています。
例えば、東京都や大阪府などの公立通信制高校の入学にかかる費用は500円です。公立の通信制高校に入学することを考えている人は自分の住む県に問い合わせてみるといいでしょう。
入学金が安い公立の方がお得?
公立の通信制高校は入学にかかる費用を含め、授業料や施設使用料などの学費がとても安いです。
私立の通信制高校と比べると学費の安さは歴然なので、公立の学校のほうがお得なのではないか?と言う考えも分かりますが、通信制高校は学費の安さではなく卒業できるかどうかで決めることをオススメします。
なぜなら、通信制高校は全日制の高校と比べ自己負担が大きいので卒業するのが難しいと言われているからです。
計画を立てて勉強をするのが苦手な人は、サポートがきっちりしている私立の通信制高校を選んだほうが確実に卒業でき、結果的にお得になるばあいもあるのです。
通信制高校を選ぶ際は学費以外のサポート面にも注目する必要があります。
入学金はどうやって支払えばいいの?
一般的に、入学金は通信制高校の入試に合格した後に払います。
多くの通信制高校では、入試の合格が発表された後に入学に関する資料が送られてきます。
その資料に書かれている内容に従って、期日までに銀行に振り込むという形です。
複数の通信制高校を受験する予定の人は特に、入学金の納入期日に気を配る必要があります。
納入期日を1日でも遅れてしまうとせっかく入試に合格したのに入学できなくなってしまうからです。
入学金を安く抑えるには
私立の通信制高校の中には入学にかかる費用だけでも10万円もかかってしまう学校もあります。
家計的に厳しい……けど、この授業が受けたいからどうしてもこの通信制高校に入学したい!という人は、特待生制度や就学支援金制度を利用して入学にかかる費用・学費を安く抑える手段を取ることをオススメします。
特待生で入学できれば学費免除も
入学後に学力面・スポーツ面などで活躍が期待できる生徒は特待生として入学することができる通信制高校もあります。
特待生試験に合格し、特待生として入学する権利を得ることが出来れば、学費の一部が免除されるなどの高待遇を受けることができます。この制度は学校によってある場合と無い場合があるので、入学を検討している学校のパンフレットを確認してみることをオススメします。
就学支援金を利用する人も多い
高等学校就学支援金といって、高校に通う生徒を国が金銭的に支援する制度があります。
就学支援金を利用すれば年間の学費が約12万円安くなるので、学費に不安がある人は是非チェックしてみましょう。
しかし、高等学校就学支援金を利用できるのは世帯年収が910万円以下であることなど、当てはまらなければいけない条件があります。
入学金を納入する前にしっかり調べましょう!
通信制高校の入学金は決して安くない金額。
入学金の金額にしっかり納得して納入することが大切です。
学校のパンフレットを請求し、分からないところは学校に直接問い合わせるなどして、金額や納入期日などを確認しておくことをオススメします。