通信制高校にも補助金制度はあります! 2016.02.24
全日制の高校と通信制高校とでは全くの別物として考えられがちですが、通信制高校もれっきとした高校課程を修了するための学校です。
そのため全日制の学校と同じように、国や学校から様々な補助金を受けることができます。
通信制高校は単位に対してお金を支払う仕組みになっているため、全額支払うとなるとどうしても高額になってしまいがちですが、補助金を利用することで負担を軽減することができます。
今回はどのような援助を受けられるのかご紹介していきます。
通信制高校の補助金で公立は授業料無料!?
通信制高校では就学支援金として「高等学校等就学支援金」という補助金を利用することができます
高等学校就学支援金とは高校に通う生徒が学校を通して国へ申請をすることによって貰える支援金のことをいいます。
この補助金を利用することにより公立の通信制高校は授業料が全て免除されることになりますので、負担がとても楽になることは間違いありません。
私立でも実質数万円の負担に・・!?
では私立の場合には使えないのかというとそういうわけではありません。
私立の通信制高校の場合には就学支援金の支給額が変わり、年間でだいたい12万円くらいが授業料から引かれることになります。
環境の良い通信制高校に通いたい場合には私立の学校のほうがどうしても環境が整っているところが多いため、学費が高くても私立の学校を選ぶ方が多いのが現状でもあります。
そうはいっても私立の通信制高校の学費面における負担というものはとても大きいものなので、こういった補助金制度があるのはとてもありがたいことですしぜひとも使っていきたいものですよね。
たとえば鹿島学園なら…
学費が安い通信制高校ランキング!でも2年連続2位に選ばれている鹿島学園高等学校。
この学校は年間学費が約20万円ですが、就学支援金を利用すれば年間約8万円の負担のみで高校を卒業することができます。
これなら生徒本人がアルバイトで支払うこともそう難しくはありませんね!
奨学金や特待生制度を利用するのもあり!
通信制高校で就学支援金のほかに利用できる補助金制度というと、奨学金や特待生制度などがあげられます。
まず奨学金制度に関してですが、これは全日制の学校と同じく通信制高校でも同じような処置が取られます。
日本学生支援機構や学校が参加している基金などに審査を依頼することにより、その生徒の家庭環境や収入面などでOKがでた場合には奨学金支援を受けることができます。
奨学金は就学支援金とは違い返済義務がありますし利子もかかりますので後々負担がでてきますがその場しのぎとしては良い手であると言えます。
続いて特待生制度ですがこちらも全日制と同じく学力が優れている人やスポーツ面・芸術面において優れている人のみが受けられる補助金制度です。
とにかく勉強やスポーツなどが得意だけど全日制に通うことが事情によりできない人などは利用の申請をしてみるといいかもしれませんね!
うまく補助金制度を使って負担を減らしましょう!
冒頭でも言ったように通信制高校は全日制高校より相場は安いとはいえそれなりの学費がかかってしまいます!
公立に関して言えばそこまで学費はかかりませんが、公立は私立に比べてサポート面なども薄く、どうしても自分との闘いが占める部分が多くなってしまい卒業までに挫折してしまう生徒も多いのが現状です。
学費が高い私立の学校もこういった補助金の制度を利用していけば学費を抑えることができますので、なるべく自分にとって良い環境が整っている学校へ通うよう心がけましょう!
学費をケチっていつまでも通信制高校を卒業しないでいる方がむしろ高くついてしまうなんてこともあり得ますしね!
もし学費面で不安に思っている生徒さんがいるならば一度補助金について親御さんと相談してみてはいかがでしょうか?