通信制高校でも予備校に通えば大学に行ける? 2020.05.22
今現在通信制高校に通っていて、難関大学に進みたいけど今の環境ではうまく勉強することができない人。
もっと高いレベルで勉強をしたいけど、何をすべきかわからないという人。
また、登校日数が少ない通信制高校へ入学して、予備校とダブルスクールをしようと考えている人。
今回はそんな方々のために、予備校がどんなところなのか、通信制高校と一緒に通うメリットなどを紹介します!
予備校ってどんな場所?
まずは予備校がどんな場所なのか想像がつかないひとのために、予備校と塾の違いを紹介しましょう。
基本的にはそんなに変わりはないですが、予備校のほうが勉強に厳しいといわれています。
勉強する環境
予備校と塾の違いは、大きく分けて、指導をする対象の年代にあります。
塾は、小中学生から高校生を対象に行っています。基本は小学生中学生が中心です。
対して予備校は高校生が中心ですが、成人している大人たちもいます。
授業を受ける人数の違いもあり、塾では授業に参加する人数が少なく、授業中に先生に質問などもしやすいです。
自分にはどっちが向いているのか考えてみるといいでしょう
勉強する目的
予備校は普段の学校の勉強のためではなく、大学に合格するための勉強をする場所です。
そのため塾よりも各大学の赤本が揃っていたり、先生が大学の傾向に詳しかったりします。
また周りの生徒もみんな受験生なので情報交換がしやすいです!
通信制高校から大学に進学したい人へ
通信制高校に在籍している、もしくは入学を検討しているけど、難関大学への進学をしたいと考えている方。
一般的には全日制高校のほうが進学に有利だといわれているのに、通信制を選ぶのにはきっといろいろな理由があるんだと思います。
全日制高校での授業に意味を感じられない、不登校になってしまったなどさまざまな事情があるでしょう。
様々な理由から通信制高校に通うことを決断し、在学していると思います。
通信制高校では、スクーリングは少なく、自分で学校から課されるレポートを行います。
そしてそのレポートの添削を先生にしていただく形で授業が行われていきます。
自主性が問われる環境にいることは明らかですよね。
現状を理解する
「大学に行ければいいけど通信制だから無理でしょ」そんなふうに自分と現実としっかり向き合っていない状態では何も進みません。
なぜ大学に行きたいのか、そのためにどのような努力が必要なのか考える事が必要です。
通信制高校でも、自分自身で勉強しようと思えばできます。
自習室を置いている学校もありますし、個別指導に対応している学校だってあります。
まずは学校にある制度を最大限に利用してみましょう!
そしてしっかりとした目標と、意識、自分の中での意味を考えた上で予備校への入校を検討してみてはいかがでしょうか。
通信制高校からだと不利なのか
通信制高校の生徒が大学の入学試験を受ける際に、受験資格は問題なく受けることができます。
それではなぜ通信制高校は全日制高校に比べて進学数が少ないのか。
その理由としましては、二つあります。
一つ目は、自己管理能力の必要性です。
二つ目に、通信制高校の学校のシステム、カリキュラム自体がそもそも大学進学レベルに達していないことが多いことです。
それらの課題も踏まえて予備校に行く理由も同時に考えてみましょう!
予備校に通うときの注意点
通信制高校は良く言うと、とても自由に時間を使うことができますが、その分楽しさばかり先行して勉強を疎かにしてしまう人も少なくありません。
「面倒だからから勉強なんかやりたくない!」と自分でやらないことを選択するのも自由だからです。全日制と違ってしょっちゅう学校に行くわけではないので先生に怒られることも少ないです。
そこで学校ではなく、塾や予備校に頼る生徒も非常に多いのが現状です。
しかし通信制の生徒には全日制とは異なる注意点があります。
学校の勉強との両立が難しい
全日制高校であれば、学校の勉強は学校にいる間に済ませて、受験勉強は予備校でやる、というように両立するのは比較的簡単です。
しかし通信制の場合はレポートの作成も予備校の宿題も自宅で行わなければならなくなるため、両立が難しいので注意しなければなりません!
通信制だということは隠さない!
アルバイト先など学校外では自分が通信制の生徒だと言いたくない、だから全日制のフリをしているという人もたまにいます。
しかし予備校でそんな嘘をつくのはデメリットしかありません。
通信制であることを伝えておけば、午前中からの自習室利用もしやすいですし、レポートの作成で悩んだ部分を質問することもできます。
周りの目がきになることもあるかもしれませんが、他の生徒には浪人生のように見えるので気にする必要はありません。
自分の道は自分で決めましょう
以上で、予備校についての紹介を終わります。
いかかでしたでしょうか?
予備校にも良い所悪い所はありますので、しっかりと自分の中で吟味することが大事です。
そして、自分で納得のいく学生生活になるよう決断しましょう。
自己管理が大切!
このまま予備校に通わずに自分の力を試してみるのも一つの手です。
予備校を、最大限に利用して、自分の力が付くと思うならそれも一つの手です。
どちらにしても、自分の判断で決めるという事が必要だと思います。
頑張って目標を自分の手で手に入れましょう!