不登校を改善できる通信制高校まとめ 2017.04.18
通信制高校には不登校を経験している人が多く在籍しています。全日制高校で上手く学校生活を送れなかった人でも、通信制高校に転入・編入してからは自分のペースで楽に通学できているという人も多いです。
それは、通信制の中でも特に私立高校には全日制でできないさまざまなサポートがあるということが大きな理由です。
今回は特に不登校経験者へのサポートが充実している学校を5校紹介します。
通信制高校では自分の担任を自分で決められる!?
KTC中央高等学院では『マイティーチャー制』を導入していて、自分の担任を自分で決めることができます。
この制度では初登校から1~2週間の間に、実際に授業を受けるなどして複数の先生とコミュニケーションを取り、自分に合った先生を担任として選ぶことができます。不登校経験者には先生に対してトラウマを持っている人も少なくないので、これはそういった生徒が安心できる画期的なシステムといえますね!
選んだ先生が合わなかったため変更したい、などといった要望にもきちんと応えてくれるようです。学校側のサポートや状況把握がしっかりしているからこそ、そういった細やかな対応ができるということですね。
また、KTCではスタッフ全員がメンタルサポート研修を受けていますし、「家族支援カウンセラー」の資格を持ったスタッフもキャンパスにいるので生徒だけでなく保護者のご相談も受け付けています。どれも全日制ではできない通信制高校ならではのサポートです。
担任が友達を紹介してくれる学校
中央高等学院では先生が生徒に合った友達を紹介する『友達紹介』制度があります。一人でいるほうが居心地いいという人には、もちろん無理に友達を作らせようとはしません。
しかし友達がほしいのに友達をつくるのが苦手な人には、この制度はとても心強いものです。周りに相談できる友人がおらず一人で抱え込んでしまった結果、不登校になってしまったというケースも多くあります。
そういったリスクを中央高等学院ではなくしてくれます。こうした生徒に合った友達を紹介するサポートは、普段から生徒のことをしっかり見てくれている通信制高校ならではのものです。
中央高等学院では先生が全員常駐であり、担任制度もあるのでこういった細かいサポートで不登校を防ぐことができるんです。
ネット授業で不登校をつくらない!
N高等学校ではインターネットで授業を受けることができます。生徒は家にいながら受講することができるので不登校という事案が起こりえないのです。
遠足でさえもオンラインゲーム上で行うということで話題にもなりました。授業に関する質問もメールでできるので特に不便はないでしょう。
N高でのスクーリングは年1回5日間程度となっています。不登校を経験していて学校に行くことが苦手な人は、こうした登校日数ができるだけ少ない通信制高校を選ぶのも一つの手です。
自宅学習のサポートも
相生学院高等学校では通信制高校でも珍しい『ホームスクールコース』を用意しています。このコースでは不登校の人など、学校に通うことが苦手な生徒の自宅へ先生が実際に出向いて勉強をサポートしてくれます。
心の問題などでなかなか家から出られない人、人と関わることに恐怖を感じてしまうような人はもちろん、病気など身体的事情から学校へ通えない人にもすごく便利なコースです。
せっかく授業を受けたい気持ちがあるのに学校に行けないから高校を卒業できないなんて悔しいですよね。そんな気持ちをこのコースでは解消してくれます。
また、子どもを学校へ通わせることに不安を抱いている保護者の方からも評判がいいようで、通信制高校側と家庭がしっかり協力して生徒の高校卒業をサポートすることができるようです。
スケジュールを自分で選べる!電話やメールのサポートも
埼玉県にある志学会高等学校では、登校スケジュールを生徒自身が選択することができます。
生徒自身が決めることにより、学校の勉強を受け身でなく主体的に捉えることができ、単位を修得できたときの喜びが大きく、勉強したぶんだけそのまま生徒の自信につながります。
面倒見のいい教師陣が魅力
先生たちはなんでも話せる関係づくりを大切にしています。
学校で直接話すことが難しい生徒でも、電話やメール、また手紙などを使ってサポートしてくれるので、少しずつ距離を縮めていくことができます。
校舎には広い体育館も!
志学会高等学校には、通信制高校としては珍しい大きな校舎と広い体育館があります。
クラスメイトとの運動は生徒の気持ちを明るくし、勉強が苦手な生徒でも授業に参加しやすくしてくれます。
個別指導科で何度でも自分のペースで勉強できる
聖進学院では『個別指導科』を設置しており、4つのステップを自分のペースで何度でも繰り返し進んでいくことができます。
まず入学前のカウンセリングでは、教員と保護者を交えて登校に関する不安点などの確認や登校練習を行います。
次の在宅指導では先生が自宅に出向いて勉強を教えてくれますが、先生に会うのも難しいという生徒には手紙やメールでのコミュニケーションから始めます。
在宅指導にも慣れてきて学校に行きたい気持ちが高まってきたら、自分で登校する日時を決めて実際に登校してみます。しかしここでは登校はしても先生との1対1の授業なので安心です。
そこからさらに希望があれば少人数クラスでの学習に入ります。もしこうして学校に通い始めてから、やっぱり自宅学習に戻りたいという気持ちになっても大丈夫。
また自分の希望するステップからいつでもやり直せる仕組みになっているので楽な気持ちで進めます。
通信制高校で不登校を卒業して高校も卒業しよう
通信制高校にはこのように不登校を経験した人や学校に通うことが苦手な人を助けてくれるサポートがたくさんあります。たとえば入学前からサポートしてもらえる高校であれば保護者も心強いですし、先生との関係づくりもしやすいですよね。
全日制ではここまで個人へのサポートをしてくれることはまずないので、これだけのサポートを受けることができるのは通信制高校だけです。 このように学校ごとに得意としているサポートや対象としている生徒は異なってくるので、各通信制高校の特色をきちんと理解して自分に合った学校を見つけることが大事です。
通信制高校に来る人はすでに一度学校をリタイアしてしまった人も多いです。そういった人がさらにもう一度挫折してしまうと、もうやり直す気力がなくなってしまう可能性もあるのでできるだけ多くの学校を比較し検討してみるといいでしょう。

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