青森県立尾上総合高等学校の学費や口コミ・評判詳細

青森県立尾上総合高等学校は、平成１１年に開校した、青森県で最も新しい高校です。校名が示す通り、創立当初は青森県尾上町にありましたが、町村合併で尾上町は新しい「平川市」の一部となりました。 単位制を敷いて生徒個人がある程度自分のカリキュラムを決められる、という総合高校としてスタートしました。その後、全日制を廃して平成25年からは定時制と通信制に移行しました。ただ、「定時制」と聞くと夜間に学ぶイメージがありますが、青森県立尾上総合高等学校は３部制であるのが特色です。 「Ⅰ部」は午前、「Ⅱ部」は午後、「Ⅲ部」は夜間、それぞれ4時間の授業があります。卒業に必要な74単位を取得するには、４年かかる計算になります。しかし、３部併設の特色を生かし、３年で卒業する道も開かれています。つまり、Ⅰ部とⅡ部の生徒は希望すれば他部の授業と合わせて６時間の授業を受けることができるのです。一方夜間部のⅢ部の生徒も希望すれば昼間部の授業を受けることはできますが、必要単位にはならず、基本は４年間で卒業することになります。しかし、通信教科のレポート提出により単位が認定されれば３年で卒業も可能なのです。 また、元来総合高校として出発したので、普通教科中心の「総合人間系列」、商業に関する科目中心の「地域・ビジネス系列」、環境・工業・情報について学ぶ「環境・情報系列」という選択科目群が用意されています。ですから、従来の「定時制」という言葉の持つイメージとは異なり、より弾力的に学ぶ形を用意した制度といえるでしょう。

参考：http://www.chunan-e.asn.ed.jp/~onoe/